目線と心理の関係性 人の嘘を見抜ける?
今回は目線と心理の関係性について書いていきます。
目は口ほどに物を言うという言葉もあるように、目線と心理には密接な関係があることが分かっています。あなたが普段人と話しているときの場面を思い出して見てください。そのときあなたは意識的に目線を動かしていますか?おそらく無意識に動いてしまっていると思います。
このように眼球運動は普段から無意識に動かしているときが多い分、意識して制御することが難しくなっています。
そのため人の目線を観察することで相手がどのような心理状態なのかをある程度推測することができます。
それではさっそく目線の方向別にその人の心理状態を見ていきましょう。
目線が上を向くとき
目線が上を向くときは、左上と右上のどちらを見ているかで大きく意味が変わってきます。
目線が左上を向くときは過去の出来事を遡って思い出していることが多いです。逆に目線が右上を向くときは何かを想像しているときが多いです。
『昨日の夕飯なんだっけ?』と親に聞かれたときの自分を思い出して見てください。大抵左上を向いているはずです。
これを利用すると相手が嘘をついているかどうか見抜くことができます。
例えば最近帰りが遅い夫に何してたの?と聞いて見ます。その時に右上を向きながら『上司がなかなか返してくれなくて』と答えたら、別のことをしていた可能性が高いです。
目線が下を向くとき
目線が下を向く時も左下か右下のどちらを向くかで意味が変わってきます。
目線が右下を向くときは心の中で何かを喋っているときです。例えば独り言をする時によく目線が右下になります。友達が目を右下に伏せながら歩いていたら何か考え事をしている可能性が高いです。
逆に左下を見ているときは嗅覚、味覚といった感覚に関する記憶を思い出していることが多いです。
例えば『線香の匂いどんなだっけ?』と尋ねると、大抵の人は目線が左下に向きます。昔の匂いに関する記憶を思い出しているからですね。
目線が横を向くとき
次に目線が横に動くときに人が何を考えているのか見ていきましょう。
まず目線が左に動くときは、聴覚的なイメージを形成している場合が多いです。
例えば『恐竜の鳴き声を想像してみて』と言ってみると、目線が左に動きます。
聞いたことのない恐竜の鳴き声を頭の中でイメージしているサインですね。
逆に聴覚的な記憶を思い出す際には目線が右に動きます。
例えば『母親の声はどんなものでしたか?』と質問されると目線が右に向きます。